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【昔の小学校3】一阿の言の葉 第72話

朝日輝く神撫で*(かんなで)の清き姿を仰ぎつつ雄雄し進まん国のため雄雄し進まん君のため   * 神撫で・・神が長田の里を慈しみ撫でると山になった。     神戸の中央の高取山のこと。     この麓に長田神社があり長田小学校はこの神社の隣。...
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【昔の小学校2】一阿の言の葉 第71話

一阿は小学四年は昭和十一年でしたが、大正時代の内容と大した差はありません。それも其のはず国家の教育の基本方針はそんなにぐらぐらする筈も在りませんから。考えを述べます。1 戦後GHQや左翼の人間が封建的と言って批判の対象にするような箇所は一つ...
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【昔の小学校1】一阿の言の葉 第70話

国が国体を考えず、民が真剣に国体を心配する妙な国になってしまった腹立たしさをかみ締めて、昔の学校のことを考えています。期待の新党が生まれましたが、党の方針に「憲法を改正する」だけではなく、「国体を基に戻す」とはっきり謳ってもらいたいものです...
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【ふとした思い出4】一阿の言の葉 第69話

海軍に山梨勝之進という大将がおられました。(かってこのブログに投稿された吉田 学 元海幕長は山梨大将に仕へました)。山梨大将は戦後学習院の院長でした。例のヴァイニング夫人が皇太子の語学の先生兼養育係りとして、勢い込んで日本にやってきたことが...
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【ふとした思い出3】一阿の言の葉 第68話

昭和17年の夏。神戸は緑に包まれ、戦争の匂いはそれほど激しく街を包んではいませんでした。道は山から海に向かって傾斜していますから、北を向くと山の稜線が見えます。六甲、麻耶、高取、鉢伏となだらかに続きます。平家の町です。小学校では平清盛が人柱...
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【ふとした思い出2】一阿の言の葉 第67話

それもそのはずGHQはチャントした保守の教授は全て、パージにかけ放逐していたのですから。学問の雰囲気を持った教授はごくわずかでした。前座が長くなりましたが、此れからが忘れられないことです。或る日、「海軍兵学校と陸軍士官学校から来た生徒は十八...
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【ふとした思い出1】一阿の言の葉 第66話

鳥雲に 忘れしことの 限りなし。  一阿思い出そうとしても、思い出せないことが増えました。然し強烈に心に残っていることが時々あります。此れもその一つです。母は二十四歳で夫を失い、七十二歳で亡くなるまで独身ですごしました。母一人子一人です。子...
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【てふてふのこと6】一阿の言の葉 第65話

「てふてふのこと」も安西冬衛の三行詩に始まり、戦後の文部省や国語審議会の日本国語に対する誤導問題から文語文のことになり、やがて昔の尋常小学校の国史教科書(文語体)の韓国併合と本居宣長へ続きました。本居宣長と言えば、大作「本居宣長」を著した小...
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【てふてふのこと5】一阿の言の葉 第64話

前回からの続き、「尋常小学国史 下巻 第四十五 本居宣長」  国史の「上」は尋常小学五年の教科ですから下巻は六年、満十二歳の教科です。続けます。 宣長は常に桜の花を愛し、自ら描きたる己が像に、           敷島の大和心を人とはば、 ...
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【てふてふのこと4】一阿の言の葉 第63話

前回は「韓国併合」でしたが、今回は「本居宣長」を載せます。大正の末期から昭和の初期 にかけて、日本の子供達は、ここに掲載するような歴史の教科書で、勉強しました。我々も口語体でしたが同じ歴史を習ひました。 後に名著・本居宣長を著し た小林秀雄...