「美しい日本」8 一阿の言の葉 98話

「救国」全国国民総決起集会リポートの合間に、独り言を入れます。
 六月十三日の産経新聞、産経抄をお読みになった方も多いと思いますが、小林秀雄が何故 大作「本居宣長」を著したか、を端的に分かりやすく表現しておられます。

 「・・・みだりに支那を尊びて、かへってわが国を卑しむの風あり、宣長大いにこれをなげき、わが国の万国にすぐれたることを明らかにせんとて、多数の書物を著せり。中にも世に名高き「古事記伝」は・・・・・実に三十五年の長き年月を経て出 来上がりたるなり。」 

         悲しみや
           民にしみいる
               蝉のこえ    (みーんみーんみーん)

 「民・みん」政権という悪夢、という表題が「7月号正論」にでていました。渡辺氏は、前回の「国基研」(桜井よしこ)の時も何とかかんとかで、安倍、平沼、山田三氏の前には姿を見せませんし、今回の国民総決起大会にも顔を見せません。渡辺氏のみんなの党は一般受けはしますが、経済のことばかりで、どこまで国体や国家の防衛を真剣に考えているのか分かりません。これが仮面を被った社会主義者達と手を組んら目もあてられません。

 しかし、国民の目は節穴ではない。そう何度も何度も騙されはしません。何度でもいいますが防衛こそが最大の福祉なのです。「国土が侵されて福祉はありません。」

 国によっては個人の延長線上に国家のある国もあります。然しわが日本の国はそうではないのです。天照大神が国を創られ、神武天皇以来百二十五代に亘って脈々と皇統は続き、国民はこの至高の国体の下、同じ志を以って生きている運命共同体なのです。然しかっての敵国が、このような美しく、強く純粋で、和に結ばれた珍しい国が地球上にあっては、我が国の子孫に不利と考えて、日本の歴史や国体を切り刻み、社会主義、コミンテルンも加わって、日本国民の潜在意識を65年掛かりで変えてきたのです。「軍国主義」「封建主義」「侵略国家」「軍閥」「統帥 権悪用者」ありとあらゆる言葉を並べて国体を消し、国の誇りを消し、歴史を消し去ろうとしているのです。

 更に悪いのが、戦前からいた左翼の連中、それに頭のいい知識人と称する中途半端な人間が(口先だけは上手い。特にマスコミや大学の人間)が頭の先だけで物を考え、「人権」だの「友愛」だの「平和」だのと、国家観ゼロで万国共通の理屈をなら べてかっての敵と同歩調で国を潰そうとしていることです。

 米内海軍大将は亡くなる時に「元の日本に戻るのに、百年は掛かるかなア・・・。」と 言って息をひきとられました。若し百年としたら、五十年で底を打っていなければ成りません。しかし65年経っても、まだ沈みっぱなしなのです。本当に心配です。

 あの「トロイの木馬」の故事のごとく「外国人地方参政権付与法案」はまさに国の中から城門を開けさせる利敵行為そのものなのです。

2010年06月15日

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