一昨日、昨日、今日と三日に亘って中国共産党の「日本第二期解放工作要綱」を掲載しています。30年も前の文書を今更と思はれる方があると思いますが、割合良く知られた政治工作員のためのこの作文を読んで居ますと、30年かけて日本は彼らの思う通りになりつつあるのではないか、と言う確信になる恐ろしささえ感じます。
それは日本に国家が無かったからです。「ポツダム宣言」はご存知の通り、第十、第十一、第十二各項に次のような文言があります。
10 我等は、日本人が民族として奴隷化され、乃至国民として破壊されることを意図しないが、我等の俘虜に対し残酷な取扱いを加えたもの、その他一切の戦争犯罪人に対しては、厳格な処断を加えねばならない。
日本政府は、日本国民の間に民主主義的傾向が復活強化されることに対する一切の障害を除去せねばならず、基本的な人権は勿論、言語、宗教、思想の自由もまた確立されねばならない。
11 日本はその経済を支持し、かつ正当な現物賠償を可能なら占める如き産業を維持することを許されるが、戦争の為の再軍備を可能ならしめるが如きものは許されい。以上の目的の為に原料資源の支配とは区別した資源の接近は許される。日本が世界の貿易関係に究極において参加を許されよう。
12 以上の諸目的が実現し、自由に表明された日本国民の意思に準拠して、平和的傾向の責任政府が確立し次第、連合国の占領兵力は日本から撤収する。
要するに日本人を奴隷にしないかわりに、こちらの言う民主主義を実行しろ。そのための政府以外のものは認めない。戦時賠償をするために経済を支えてやる。日本独自の国力を支えるための経済の発展は許さない。まして再軍備なんてもってのほかだぞ。
ということです。65年も経って此れが笑い話になるころに、いまだにこのポツダム宣言の線をウロチョロしているのです。過日も平沼さんが「我々自民党にはすることが二つあった。一つは国体を守ること。もう一つは国民の生活を豊かにすること。であった」、と。然し自民党は国家について考えてこなかった。
石油を吸い取られても、近海を中国の潜水艦にウロウロされてもなにも出来ない。対馬の港祭りの歌がアリラン踊りになっても適切な諸策さえうてない。領土と国民の命は国家の守るべき最大の使命です。
これをそっちのけにして、福祉の一部の子供手当てに血祭りを挙げている民主党をおかしく思いませんか。
自民党が駄目だから一度民主党にやらせたら、と国民を誘導したのはNHK、朝日、毎日等マスコミではありませんか。自民党でも出来ない国家、国体の建て直しを民主党がやれる筈が無いではありませんか。マスコミはそれを承知で有りながら、あらゆる目くらましを使って左派と外国にのみ有利な法案を通そうとすっる不思議な政党に誘導したのです。
このことは昨日書いた日本解放第二期工作要領のマスコミ工作、1、新聞、雑誌の項を見れば頷けます。
日本は戦争に負けました。そして奴隷にしない代わりに我々の民主主義を受け入れなさいという米国と、「我が党の世界解放戦略に奉仕せしめることにある」と言う中共に挟まれて、1軍隊 2教育 3マスコミをもぎ取られて、芋虫のように転がっている姿が、わが国だとしたら、どうでしょう。大げさだと言うかもしれませんが、意識下のことは目に見えないのです。
最後に対日政治工作の「四 対自民党工作」を載せます。
四 対自民党工作
A 基本方針
自民党を解体し多数の小党に分裂せしめる。
右派 左派に分裂せしめることも好ましくない。これは、一握りの反動右翼分子が民族派結成の拠点として、右派自民党を利用する可能性が強いからである。したがって多数の小党に分裂するごとく工作を進めねばならず、また表面的には思想、政策の不一致を口実としつつも実質的には権力欲、利害による分裂が好ましく、少なくとも大衆の目にはそう見られるように工作すべきである。
B 手段
1 自民党内派閥の対立を激化させる。田中派と福田派の対立の激化と継続。田中派と大平派、三木派の三派の離間。中間五派の不満感の扇動。
2 派閥対立を激化させる最も有効な方法は、党内の非主流派となって政治資金の調達に困難になっている各派に個別に十分な政治資金を与えることである。政治資金は合法であり、AからBに、BからCに、CからDへ、Dから議員又は団体へという如く間接的に行うのはいうまでもない。
以上書いたことは彼らの工作要領のごく一部である。戦前で有ればこのようなことは防止できた。スパイ防止法があったからである。これはポツダム宣言に完全に反する。
国家には 軍隊と 内務省があった。こんなものはとんでもない。マッカーサーが壊した。内務省は総務省と厚生省に分かれ一部に公安委員があるが、戦前の機能はない。日本はスパイ天国と言われる所以である。
どうしたら良いのか。私も困ってしまう。ただ二千年先祖が営々と守ってきた日本の国と大和魂という潜在意識と血脈を信ずるより他はない。各人が目に見える欲や得で攻めてくるあらゆる顕在的な策略を嗅ぎ取って、国家を愛するひと、外国人参政権に反対の人、夫婦別姓法案に反対の人、そしてしーたろうがいつも書く日本国解体法案に心から反対を叫ぶ人に一票を投ずる他、道はない。
こんなことを言うとわが国を自国の為に料理しようとしているスパイどもは喜ぶかもしれない。すでに手は打ってある。如何に民主党が7月選挙で負けても、すでに宗教を基盤にした党の黒幕との手打式は済んでいる。保守と言われた党との密約も済んでいると。
しかし、どっこい日本国民はそう甘くはないぞ。どんな売国法案も国民の世論でひっくりかえして見せる。これが国難に立ち向かう唯一の道です。
一度大和の大神(おおみわ)の山野辺の道に立って見てください。この美しい大和の国を・・・・。
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