【国基研レポート 6】一阿の言の葉 第59話

◇大岩雄次郎さん
子供手当てを含め民主党のかなりの政策は、
正当性をキチンと説明できない限りバラマキと 言われても仕方が無い。
今最も大事なことは、製造業を立て直すことだ。
生産性を上げるお金の使い方をしないと、あらゆる政策がばら撒きに終わる。
民主党は 小沢氏の一言で政策論議をする場を断ってしまって、
隠蔽された囲いの中で独断的に物事が進んでいるかに見える。

◇桜井よしこ さん
民主党は政権をとるまで、
風通しがよく自由な議論の末に分かりやすい政策を出してくるものと期待されていた。
然し政権を取った途端、自由闊達な論議を封じ民主主義を唱える全体主義システムのような、
独裁体制にどっぷり浸かっている。
日本の経 済が行き詰まっているのは民主党だけの責任ではないが、自民党の負の遺産を倍増したのは民主党である。
彼等のやっている事を見ると日本の衰退を決定的にするのではないかと恐れている。

◇西岡 力さん
民主党が政策を論議しなくなって拉致対策本部もなくなった。
党の中に拉致をどうするか論議する場がない。
民主党は自民党の拉致問題政策を引き継がないことを決めただけで、新しい方針は出していない。

◇遠藤浩一さん
民主党は基本理念としての綱領さえまとめることが出来ない。
全く理念の定まらない民主党が「成長なき再配分」をやるのは当然ともいえる。
かのスターリンや毛沢東でさえ成長ある再配分を目指した。
然しこのようになったのは、20年前、つまり東西冷戦が終結した際、政策を変えなければいけなかったのに、自民党がそれをしなかったからだ。
敗戦後30年間はそれまで敵だったアメリカに国の防衛を任せて、ひたすら金儲けに精力を使っていればよかった。
然し20年 前環境が変わったのに自民党は依然として銭儲けにうつつを抜かして今日の結果を招いた。
駄目な自民党であるが民主党はこれを更に醜悪にしたクローン政党である。
政党が変わりさえすれば、今までの欠陥が正されると思い違いをした国民も浅はかではあるが、その考えを煽ったマスコミに大きな罪がある。
民主党は反米親中路線を走り、その行く手にはコミンテルンの翳がちらほらする。

◇桜井よしこ さん
今、日本は危急存亡の時に在る。
非常に深刻なことは日本人の質が落ちていることだ。
民主党は日本を繁栄させる確たる理念を持たず、2000年かけて営々と築いてきた祖国の石組みを一つ一つ壊しにかかっている。
その上に全ての権力を握って独裁 的な力を振るう幹事長が居り、
まるで国家の上に党があるかの如き全体主義的体臭を匂わす人物を選んだ国民の質も落ちているのである。
日清戦争の処理はかの臥薪嘗胆の言葉で有名な陸奥宗光が命がけで行った。
国民もそれに和した。
せっかくの遼東半島を三国干渉で返還せざるをえなかったが、国民さえしっかりし ていれば、苦難は克服できる。
65年かけて敗戦国日本は、GHQや隣国によって、かの臥新嘗胆の心さえも奪われつつあるのである。
我々の国を心から愛する人達で、本当の保守の第一歩を踏み出さなければならない。

以上でリポートを終わります。

2010年03月14日

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